モデルに着付けを行い、技術力や表現力を競う着付け師たち=各務原市蘇原中央町、プリニーの市民会館
各務原市蘇原中央町のプリニーの市民会館で16、17の両日、「きものの祭典」が開かれ、「国際文化きものショー」で、あでやかな着物姿の人たちが来場者を魅了した。 きものビューティージャパン協会(東京都)などが「清流の国ぎふ」文化祭2024(国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭)に合わせ、「ともに、つなぐ、みらいへ」をテーマに開いた。 第1部のコンテストでは着付け師とモデルの12組が出場し、技術力や表現力を競い合った。ステージで着付けの仕上げを3分間で披露した後、1組ずつが特徴やエピソードを紹介。着付け師の母が成人式に着た振り袖を用いたり、着物に美濃和紙を取り入れたりしたことを伝えた。審査を経て入賞者が決定した。 続いて、同協会の村上裕子代表理事とアイエスジェイエンタープライズ(岐阜市)の井川貴裕社長が「未来へと進化する着物」をテーマに対談。最後は愛好家や留学生ら約90人によるランウェイショーで締めくくり、華やかな雰囲気に包まれていた。 17日は民族衣裳文化普及協会などが主催する「きものの祭典in各務原」が開かれた。 (松田尚康)