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2022.4.21
値上げ社会の到来 国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ
国内縫製工場を営む上でも、新型コロナウイルス感染症やコンテナ不足、
ウクライナ情勢や、原油高、円安、上海ロックダウンは大きな影響が出ています。
縫製工場として、加工賃の値上げが緊急の課題になっています
現在の状況をまとめてみます。
要因① 円安ドル高
1年前の2021年4月の1ドルは約107円でした。
2022年4月20日には1ドルが129円になりました。
約20%の円安進行です。
海外から1年前なら100万円で仕入れられた商品が今では120万円必要です。
要因② 原油高
約1年前、WTI原油は1バレル65ドルでした。
今日現在は、1バレル102ドル近辺で推移しています。
約57%の上昇です。
1年前でしたら1バレル(65ドル×107円=6955円)
現在は、1バレル(102ドル×129円=13158円)
日本円換算で、約1.89倍になっています。
円換算では89%の上昇です。
要因③ コンテナ不足 ウクライナ情勢 上海ロックダウン
世界は新型コロナウイルス感染症の影響で簡単に往来することが難しくなりました。
その中で、サプライチェーン(供給網)は様々な要因で運搬する物量が増えました。
船員不足も指摘されています。
ウクライナ情勢により、飛行機の運航ルートの見直しも進んでいます。
上海ロックダウンなどの中国のゼロコロナ対策による物流の混乱も発生しています。
結果として、船便のコストも上昇しています。
要因④ 労働力不足と円安
海外から技能を学びに来る技能実習生も国内縫製工場としては大事な戦力です。
しかし、過去2年間に及ぶ技能実習生の未入国問題や、
現在の為替水準による、日本へ働きに来る魅力の低減があります。
為替の影響で、現地通貨換算の手取金額が下がってしまっていますので、
それを補う、人件費の上昇も考えられます。
また、毎年3%程度づつ上昇していく最低賃金も人件費上昇要因になっています。
輸入製品は、これまでに無いような値上げが考えられます。
国内製品についても諸要因による値上げが考えられます。
まさにインフレーションです。
物の価値が上がり、日本円の価値が下がっています。
国内縫製工場として生き残りを図るためには、加工賃値上げが急務ですね。
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