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2022.5.16
繊研新聞の記事・アイエスジェイエンタープライズ
繊維製品に限らず、新型コロナウイルスの拡大でサプライチェーン問題が拡大しています。 日本国内製造業としては、チャンスに切り替えていきたいですね。
上海発着の物流再開 高額運賃、納期設定なしで
混乱続く懸念 中国アパレルの資金繰り悪化
2022年05月06日更新 【上海支局】中国では新型コロナウイルス感染による都市封鎖がいまだ続くが、上海ではようやく物流や工場が徐々に動き出した。ただし物流の稼働量が少ないためか、運送費が通常の4~8倍に高騰し悲鳴が上がる。今後は物流、工場のキャパシティー争奪戦も発生する見通しで、特に加工は取り合いが必至。加えて「納期条件なし」の取引が増えているため、都市機能が回復しても当面は納期遅れが続く可能性が高い。また、中国のアパレル市場は21~22年冬物販売の不振に加え、22年春物販売・秋冬物受注も吹き飛んだため、倒産企業増加の懸念が強まっている。 現地報道によると、中国では「重点物資輸送車両通行証」の運用が4月26日にスタートし、上海発着の物流が動き出した。同通行証はコロナ感染予防を保ちながら、省をまたぐ重点物資輸送車両に使用される。申通速達、中通といった運送業社でこの通行証を得た運転手の数が増えているという。 ただし運送量が限られているためか、配送費は非常に高い。アパレル関係者の情報によると、上海域内の配送費は通常の約4倍になり、上海を越境した配送は約8倍。しかも蘇州では上海ナンバー車は通行禁止のため、「物を送っても、もうからないし、送れない場所もあって混乱している」とする。 上海周辺の原料供給地域の物流が再開され、素材・アパレルの工場も稼働し始めているが、出勤人数は少数に限定され、本稼働はまだ難しい。そういった環境下のため、各工場は「納期設定なし」の条件で受注に応じている。 しかし、ここまで約2カ月にわたって商品発送が止まっていた上に、納期設定のない取引が加わる。特に縫製工場、加工場はキャパシティーの争奪戦も起こりそうで、生産・納期は当面の間は安定しないと見られる。 また、中国アパレルメーカー・小売りでは、21年冬のアウター販売が不振。22年春物販売はEC購入も止まり、さらに秋冬物受注もなくなり、資金繰りが悪化。多くの企業が相当厳しい経営状況となっていると言われている。「今後は自社に企画・開発で強みがないと生き残れない時代になった」という声が出ている。OTHERSその他の記事
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