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2021.7.14
エシカル系(SDGs)情報雑誌 Mijicalが届きました。国内縫製工場 アイエスジェイエンタープライズ
当社が、エシカルファッション系(SDGs)情報雑誌
エシカルをもっと身近に『ミジカルVol.2 2021summer』に掲載されましたが、
情報誌が手元に届きました。
街角で見かけられましたら、是非お読みください。
エシカル・ファッション(ethical fashion)とは、(環境/社会配慮型ファッション)の意味です。
エシカル(Ethical)は、直訳すると「倫理的な」「道徳上の」といった意味で、
「エシカルファッション」とは、環境問題、労働問題、社会問題に配慮した、
良識にかなった素材の選定や購入、生産、販売をしているファッションを指します。
日本では2010年ごろから注目度が上がり、現在はファッション業界でもよく知られている用語です。
みんなが笑顔になる服を着よう
エシカルファッションで明るい未来
エシカルファッションと労働
より良い明日のために
小さな積み重ねが世界を変えていく
雇用と環境を守るエシカルファッション
エシカルファッションが世界的に注目されるようになったのは、ある事件がきっかけでした。
2013年4月、バングラデシュの首都近郊の商業ビル『ラナ・プラザ』が崩壊したことにより多くに命が犠牲になった『ラナ・プラザの悲劇』。
利益を重視するあまり、目を向けられてこなかった労働者の劣悪な環境や、低賃金での長時間労働。
これらの事実が事件を皮切りに世界中に知れ渡るようになり、エシカルファッションは徐々に意識されていきました。
しかし、2021年5月現在の日本において、エシカルの認知度は低く、浸透しているとはいえません。
『世界中には低賃金で働かされている人たちはまだまだ大勢いる。労働搾取や環境汚染に加担した服を着るのってかっこ悪いよね。そういう考えを持つこともエシカルではないかな。』
岐阜市の縫製工場『株式会社アイエスジェイエンタープライズ』を営む。代表取締役、井川貴裕さんは話します。
井川さんは縫製工場の経営者であり、外国人技能実習生を救済するNPO法人の副理事など、労働環境を守る様々な活動もされています。
同社では従業員が安心して働ける環境づくりが整っており、岐阜県が進める『ワーク・ライフ・バランス推進企業』にも登録しています。
子育てと仕事の両立が可能な縫製工場です。
エシカルファッションは従業員の労働環境に配慮されていることが大切であり、それは発展途上国のみならず、日本においても同様です。
縫製産業の労働環境は国内外問わず、正していかなくてはいけない状況がいまだに続いています。
エシカルファッションを流通させることで労働条件や労働環境の改善のほか、SDGsの様々なゴールに結びついていきます。
『持続可能な開発には、土地が豊かで棉花(コットン)が毎年栽培されていくことが必用。土地を守り、雇用を守られるフェアトレードによって、適正な対価が支払われ、持続可能な暮らしを送ることができる。その結果として、洋服の原価は当然上がっていくけれど、消費者の判断基準が値段だけではなく、エシカルであることも加えることが、産地を守り、生産者も守ることにつながっていくよね。』
と話します。
オーガニックコットンをアパレルメーカーがなるべく多く使う事で、不当労働、環境汚染が少ない、エシカルファッションが浸透していきます。
しかし、エシカルファッションの流通量は多くありません。
流通の見えない部分で、人・社会・環境にどんな影響を与えているのかを考えてみることがエシカルが広がるポイントです。
『まずはエシカルやフェアトレードなどの言葉だけでも普及していくことが必用。みんなが少しずつ理解して、なんとなくだけど”エシカルの方が良いよね”という感覚を持ってもらえれば、未来には美しい景色が待っている。』
井川さんが話すように、すぐに未来を変えることはできません。より良い明日を作っていくには、私たち一人ひとりの消費と選択の意識を変えていくことが大切です。小さな積み重ねが、確実に世界を変えていけるのです。
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