BLOG

ブログ

TOPIC 2021.10.28

G7貿易大臣会合で初の「強制労働排除」の声明 グローバルサプライチェーンで問題先鋭化 ホワイト縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

海外は勿論のこと国内でも違法な労働環境の縫製工場があることは、

雑誌や新聞などでも報道されていますね。

当社はホワイト国内縫製工場として操業していますので、

安心して縫製加工をご依頼いただけます。

繊研新聞社

G7貿易大臣会合で初の「強制労働排除」の声明 

グローバルサプライチェーンで問題先鋭化

ファッションビジネスにも影響大

2021年10月28日更新


 10月22日に開かれたG7貿易大臣会合で、サプライチェーンでの強制労働の排除を呼び掛ける共同声明がG7として初めて採択された。衣料品の工場を含め、一部の国・地域での人権抑圧・強制労働が国際問題となる中の「画期的な声明」(萩生田光一経済産業大臣)で、日本のファッションビジネス業界に与える影響も大きい。萩生田経産相は強制労働問題を含めた企業の人権政策に関する省内横断チームを新設する方針を示した。業界にとっても、グローバルな成長戦略やサステイナビリティー(持続可能性)施策を促進する上で、人権対策は不可欠だ。各企業のさらなる取り組み強化策とともに、中小企業支援策を含めた今後の政府の対応が注目される。(有井学)

古くて新しい問題

 共同声明は6月のG7首脳会議で、今回のG7貿易大臣会合に対して強制労働排除のための国際協力を促すよう「指示」したことを受けたもの。強制労働に対する「懸念」を改めて表明した上で、各国政府と企業に対して人権配慮と国際労働基準の順守、国際機関によるビジネスと人権に関する国際的な指針の徹底、サプライチェーンでの労働状況に関する透明性の向上などを求めた。

 米国バイデン政権が外交政策で、対中国を中心に人権問題を重視して輸出入規制を強め、欧州では人権対策で法令を整備するなどサプライチェーンでの人権問題が国際的な課題として浮上したのが声明の背景。「会議の中では特定の国・地域を念頭に置いた議論はなかった」(萩生田経産相)が、中国新疆ウイグル自治区の縫製工場などでの強制労働が議論を加速させるきっかけになったとも見られる。

 しかし、この問題は以前からある〝古くて新しい〟課題だ。90年代にはナイキの契約工場での児童労働が米国で大きな問題となり、同社に契約工場との新たな取引規約の策定を促した事態もあった。国際機関も以前からこの問題に取り組んできた。OECD(経済協力開発機構)は76年に多国籍企業に対して責任ある行動を自主的にとるよう勧告するための「多国籍企業行動指針」、17年には衣類・履物分野を対象に、行動指針を実行するための実務的方法を示した「責任あるサプライチェーンのためデュー・ディリジェンス・ガイダンス」、18年には全業種を対象にした「責任ある企業行動のためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス」を策定。国連は11年に「人権を保護する国家の義務」「人権を尊重する企業の責任」、国家による司法手続きなど「救済へのアクセス」を柱にした「ビジネスと人権に関する指導原則」を作った。指導原則の普及と実施の国別行動計画を要請し、日本も20年10月に行動計画を策定した。

対策強化も大手中心

 こうした流れとサステイナビリティーの重要性の高まりの中、日本のファッションビジネス企業も契約工場との取引基準を厳格化したり、製品のトレーサビリティー(履歴管理)を明確化するなど対策を強化している。サステイナビリティーの重要性を踏まえ、経産省も繊維産業のサステイナリビリティーに関する検討会を2~6月に実施。「責任あるサプライチェーン管理」を重点課題の一つに挙げ、OECDの衣類・履物類のガイダンスに沿った施策を企業に促す業界ガイドラインを日本繊維産業連盟を軸に策定することを提起した。さらに、7月1日に全業種を対象にしたビジネス・人権政策調整室を新設した。

 新設するチームは同室が企業に実施した人権に関する取り組みの調査をもとに「今後の政策を検討」し「国として内外に発信したい」(萩生田経産相)という。ただし、チームの体制や設置時期、具体的な政策は未定だ。

 この問題は外務省や、厚生労働省、法務省など多くの省庁に関わる課題。経産省だけでは解決できず、政府全体に広げる必要がある。対策を強化している企業の大半は大手企業でもある。ファッションビジネス業界を含め、海外生産しながら、対策が不十分な中小企業が多い。国の支援策も求められる。

 

強制労働に関するG7貿易大臣声明の概要

  1. グローバルなサプライチェーンでの国家によるあらゆる形態の強制労働の利用に関する懸念を共有

  2. 貿易政策がグローバルなサプライチェーンでの強制労働を予防、特定し、排除するための包括的なアプローチの重要な手段の一つとなり得ることを認識

  3. 全ての国、多国間機関、ビジネスに対し、人権と国際労働基準を堅持することにコミットし、責任ある企業行動についての関連原則を尊重するよう要求

  4. 強制労働を根絶し、犠牲者を保護し、国連のビジネスと人権に関する指導原則を実施する上での政府の重要な役割を認識

  5. ビジネスにとっての明瞭性と予見可能性をさらに強化することにコミット

  6. OECDの多国籍企業行動指針や責任ある企業行動のためのデュー・ディリジェンス・ガイダンスなどに沿って、人権デュー・ディリジェンスに関するガイダンスを促進することにコミット

  7. 個人を強制労働から守り、グローバルなサプライチェーンで強制労働が利用されていないことと、強制労働を行った者に対して責任を問うことを確保するため、各国が利用できる国内的手段及び多国籍機関を通じた協働を継続

OTHERSその他の記事

news
TOPIC 2024.4.3

縫製業界からは喜びの声 特定技能への対象に追加決定受け 繊研新聞 国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

縫製業界からは喜びの声 特定技能への対象に追加決定受け 2024年04月01日更新  特定技能制度における工業製品製造業分野の新たな業務区分の一つに縫製が追加された。 これまで技能実習制度を活用し、技能実習…

続きをみる
news
TOPIC 2024.2.21

新規お取引様 募集中 国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

※BtoBのみです。企業間取引のみです。個人様との取引は基本的に控えております。 ホームページからメールのお問い合わせは、24時間受付中です。 ☆国内縫製工場として50年以上の実績☆ 2024年5月以降 縫製…

続きをみる
news
TOPIC 2024.2.20

NHKニュース 「おはよう日本」「まるっと!」  国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

当社、株式会社アイエスジェイエンタープライズ 代表取締役、MSI協同組合 代表理事の井川貴裕が、 NHKニュースで報道されました。 NHKニュース おはよう日本(2月17日 午前6:00-午前6:30 放送…

続きをみる
news
TOPIC 2024.1.21

NHK「おはよう東海」国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

NHK「おはよう東海」 2024年1月11日(午前7時45分~8時00分) 外国人技能実習生 リポート 適正に働くことができる業界に https://youtu.be/u2NermXc6a0?si=qDFtpUURvf_6Ee6P

続きをみる
news
TOPIC 2024.1.5

技能実習生問題は業界の要望を反映へ 国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

経済産業省製造産業局長に聞く 伊吹英明さん 人手不足、人権、環境への対応を支援 技能実習生問題は業界の要望を反映へ 2024年01月01日更新 コロナ禍で、繊維・ファッション産業の様々な課題が改めて浮き…

続きをみる
news
TOPIC 2023.12.5

技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議(第16回)資料

1 日時 令和5年11月24日(金)11 : 00~12 : 30 技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議(第16回)

続きをみる
news
TOPIC 2023.12.5

まるっと!ぎふ NHKぎふ放送局 国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

まるっと!ぎふ NHKぎふ放送局で放送されました。 初回放送日: 2023年11月30日 ▽ハロー!ネイバーズ 「変わりつつある縫製産業の現場」 (岐阜) 多文化共生のヒントを探る「ハロー!ネイバーズ」。 岐阜県…

続きをみる
news
TOPIC 2023.11.27

NHK 時論公論で報道して頂きました 国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

NHK 時論公論 2023年11月24日 (金) 外国人"技能実習"から"育成就労"へ 制度の行方は 清永 聡  解説委員 外国人が働きながら技術を学ぶ「技能実習制度」。 政府の有識者会議は24日、新たな制度、「育成就労」…

続きをみる
news
TOPIC 2023.11.27

毎日新聞に掲載されました 国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

特定技能制度の在り方に関する有識者会議の最終報告が出ました。 それに伴い、新聞各社、テレビ局各社が様々な報道を行っています。 当社、株式会社アイエスジェイエンタープライズ代表取締役 井川貴裕も取材…

続きをみる
news
TOPIC 2023.11.10

繊研新聞に掲載されました。2023/11/10 国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

《連載 人手不足を乗り越える①》 繊維製造業が生き残るために 多様な人材が能力を発揮して 2023年11月10日更新 外国人採用を進めるアイエスジェイエンタープライズで働くベトナム人のグエンティト…

続きをみる
news
TOPIC 2023.10.22

日テレ 2023年10月18日放送「news every.」 縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

当社代表取締役と当社外国人技能実習生が、 日本テレビ放送網株式会社の「news every.」の取材を受け、放送されました。 日本テレビ放送網株式会社報道局社会部の皆様、ありがとうございました。   …

続きをみる
news
TOPIC 2023.10.22

共同通信社提供記事として掲載されました 縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

当社代表取締役でMSI協同組合代表理事 井川貴裕が、 共同通信社を通じ、全国の新聞社10紙で掲載されました。 共同通信社 岩井様 ありがとうございました。

続きをみる
news
TOPIC 2023.10.13

YOIHIのammyさん来社されました。 縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

インスタグラマーの ammy あみーさん が、来社されました。 ◯5歳3歳のワーママ ◯ 160cm/骨格ストレート ◯@yoihi_official デザイナー ◯動きやすくイージーケアな服を作ってます あみーさんは、先日行われた …

続きをみる
news
TOPIC 2023.10.6

アパレルCADシステム 国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

株式会社ユカアンドアルファのアパレルCADシステムを更新導入しました。 2023年10月5日 株式会社アイエスジェイエンタープライズでは、 株式会社ユカアンドアルファのアパレルCADシステム ・パターンメイキング…

続きをみる
news
TOPIC 2023.10.2

2023年12月以降 縫製加工依頼ご予約を受け付け中 アイエスジェイエンタープライズ

☆国内縫製工場として50年以上の実績☆ 2023年12月以降 縫製品生産予約を受け付けています。 日本製国内製造の高級アパレルブランド婦人服縫製工場 株式会社アイエスジェイエンタープライズです。 MADE IN…

続きをみる
news
TOPIC 2023.9.20

繊研新聞のインビュー 縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

2023年09月20日更新 《インタビュー》 アイエスジェイエンタープライズ社長 井川貴裕さん 縫製技術者育成が急務 多様な人材で未来に対応 人材育成に力を注ぐ老舗縫製工場のアイエスジェイエンタープライズ(…

続きをみる
news
TOPIC 2023.9.4

外国人技能実習制度適正化講習会に参加しました 縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

このような講習会が開催され、繊維産業の健全化に繋がることに期待しています。 サプライチェーン問題は、欧米では大きな問題として扱われています。 最近の国内アパレル産業でも、人権やエシカル、サステイナブ…

続きをみる
news
TOPIC 2023.8.22

繊研新聞一面に掲載されました 国内縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

当社、アイエスジェイエンタープライズが繊研新聞一面に掲載されました。 優秀な外国人留学生の雇用について取材を受けました。 当社は、外国人留学生のほか、日本人の新卒採用にも取り組んでいます。 産地で増…

続きをみる
news
TOPIC 2023.8.2

多民社会×耕論 第4回「技能実習制度の現場から」【7月31日(月)~】朝日新聞DIGITAL有料会員

当社、株式会社アイエスジェイエンタープライズ 代表取締役で、 MSI協同組合 代表理事の 井川貴裕が、 朝日新聞DIGITAL有料会員様向けサロンに出演しました。 朝日新聞DIGITAL有料会員 多民社会×耕論 第…

続きをみる
news
TOPIC 2023.7.25

2023年7月11日 厚生労働省様 来岐 縫製工場アイエスジェイエンタープライズ

厚生労働省本省より、 厚労省人材開発統括官付 参事官、 厚労省人材開発統括官付技能実習業務指導室 室長、 厚労省人材開発統括官付海外人材育成担当参事官室 技能実習管理官、 厚労省人材開発統括官付海…

続きをみる

CONTACTお問い合わせ

縫製をご依頼されたい法人様へ
まずはお気軽にお問い合わせください。

既製服 / 高級 / 高級ブランド / 高級婦人服ブランド / 高級紳士服ブランド / 高級婦人服縫製工場 / 高級婦人服縫製 / 高級婦人服 / 高級紳士服縫製工場 / 高級紳士服縫製 / 高級紳士服 / カジュアルブランド / ホワイト / ホワイト縫製工場 / ホワイト縫製会社 / クリーン / ファッション